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「 4Way-Security 機密ファイル保全」
 FAQ
Copyright (C) 2001-2005 Softport Co.,Ltd.(有限会社ソフトポート


最終更新日:2006年04月20日

--- 目次 ---
一般的な事項 価格・ご購入方法
動作環境 機能・性能・操作方法
インストール ソフトの使用許諾
アンインストール 転載配布
ライセンスキーの再発行

● 一般的な事項

Q. 「4Way-Security」はどう発音するのでしょうか?
A. 弊社では「フォーウェイセキュリティ」と言っております。「ヨンウェイ・・・」でも
      かまいません。

● 動作環境

Q. プログラムが起動しません。OSはWindowsNT3.51です。
A. 本ソフトは、WindowsNT3.51上では動作しません。NT系OSでは、
      WindowsNT4.0(SP4以上)とWindows2000/XPに対応しています。

Q. WindowsME で使えますか?
A. 動作保証は出来ませんが、WindowsME 上で利用しているユーザ様から、
      本ソフトが正常に動作している旨の連絡を頂きましたので、使用できる
      と思われます。

Q. Windows XPでは動作するのでしょうか?
A. 動作します。Version 1.50 (2002/9/9)からWindowsXPに正式に対応しました。

Q. Windows XP(SP1)上で御社のソフトを使ってますが、SP2を適用しても問題
     ありませんか?
A. はい、問題ないと思います。弊社のマシンでSP2を適用して弊社の全ソフトに
     ついて動作テストを実施してましたが、問題は発生しませんでした。
     もしSP2の適用後にネットワーク関連のトラブルが発生した場合は、Windows
     ファイアウォールを調節して下さい。また、SP2の適用後にネットワーク機器の
     電源を入れ直すと良いかもしれません。

Q. 社内のパソコンは、それそれ画面解像度がまちまちで、「大きなフォント」を
      使っているものもあります。解像度や、フォントの大きさに影響しますか?
A. 画面解像度は800×600以上を推奨しますが、画面は全て640×480で
      設計しましたので、640×480でも問題なく動作し、操作上の問題も有りません。
      また、 「大きなフォント」でも問題ありません。

Q. Windows2000/XPで使用しているのですが、ユーザー権限を Administrators
      から Usersに変更した後、正常に動作しなくなりました。
A. Windows2000/XPの場合は、管理者またはPowerUser権限でご利用下さい。
 
Q. 1台のPCを各人が各ユーザ名で使っているのですが、共用可能ですか?
      その場合、インストール方法と運用・実行時の注意点を教えて下さい。
A. 共用可能です。インストールは、「コンピュータの管理者」権限の1人が行ない、
      他の人はする必要はありません。本ソフトを実行する人のユーザアカウンの権限
      は、「コンピュータの管理者」に設定しておく必要があります(「制限付きアカウント」
      は実行できません)。
      複数者がアクセスする事による人為的な事故を防ぐために、運用開始前に、
      暗号/削除についての実施基準を決めておくと良いでしょう。
      保全ファイル管理機能(PC終了時:自動暗号化、PC起動時:ユーザ認証&復号)
      については、各人のログオン/ログオフ時に動作するので、ユーザ切り替えで
      戻る場合には、保全リストの対象が、共用する他人のログオフまたは本ソフトの
      終了により、意に反して暗号化されている場合があります。その場合は、常駐化
      している本ソフトを再起動するかデスクトップ上のプログラムアイコンから本ソフト
      を起動して、保全リストのファイルを復号することができます。

● インストール

Q. インストールできません。
A. 「インストールに失敗する場合の解決手順」をご参照下さい。

Q. 解凍した全ファイルを別マシンにコピーして"setup.exe"を実行しましたが
      ソフトが動きません。なぜでしょう?
A. 解凍時に、DLL等の共通ファイルをレジストリへ登録しているため、本ソフトを
      運用するマシン上で自己解凍ファイル(4waysec.EXE)の解凍を行う必要
      があります。

Q. 解凍中にフリーズしてしまいました。
A. アンチウイルスソフトが有効の場合、解凍中にフリーズする場合が有ります。
      この場合、これを無効にして解凍を実行して下さい。また、他の常駐ソフトが
      影響している可能性もありますので、念のためこれらも一旦終了してから解凍
      して下さい。
      ※常駐ソフトの終了方法:画面右下のタスクトレイに表示されているアイコンを
      それぞれ右クリックし、表示されるメニューに [終了] や [停止] または [無効にする]
      などがある場合にはこれをクリックします。※[終了] や[閉じる] などのショートカット
      メニューが表示されないものはそのままにしておきます。

Q. インストールで、「インストールを続けますか?」の画面までは進むのですが、
      その後進みません。
A. インストーラ(InstallShield)の動作中に何かトラブルが発生している
      可能性があります。「インストールに失敗する場合の解決手順」をご参照下さい。

Q. 旧標準版のユーザですが、新標準版をインストールしたら試用状態になりました。
      ライセンスも消えたのでしょうか?旧標準版に戻す手順は?
A. Ver.2.15 でその不具合は修正されましたが、それ以前のバージョンでは、旧標準版
      のライセンスはそのまま有効ですが、ショートカットは新標準版に上書きされます。
      これを旧標準版に戻す場合には旧標準版を再インストールして下さい。

 
● アンインストール

● ライセンスキーの再発行

Q.(1)PCが故障したため、新しいPCにインストールしましたが、インストールIDが
         変わってしまい試用状態になってしましました。ライセンスキーを再発行して
         頂けますか?
     (2)弊社ではリース契約でPCを利用しており、今回OSを入れ替える際にマシン
         性能が不足するPCは新機種のPCに交換することになりました。その場合、
         ライセンスキーを再発行してもらえますか?なお、返却するPCはリカバリー
         CDでOSを再インストールします。
A. ライセンスキーを再発行させて頂きます。手続については、ここをご覧下さい。

● 価格・ご購入方法

Q. 個人で、5ライセンスパック版を購入できますか?
A. 一括して登録が可能で、代表者1名を通じて全ての連絡が可能であれば
      個人でもライセンスパック版のご購入が可能です。

Q. ライセンスを50台分注文しましたが、実はインストールするPCが全ては
      決まっていません。ライセンスキーを数回に分けて送ってもらうことは可能
      ですか?
A. 可能です。まずインストール済みのPCのIDをお知らせ頂ければその分の
      ライセンスキーを送付差し上げます。残りの分は後日、Eメールでお知らせ
      下されば結構です。

Q. 全社的に導入することを計画していますが、購入本数が多い場合の割引
      制度がもしあれば教えて下さい。
A. 2003年1月21日より、多数のライセンスをご購入される場合の割引価格を
      設定させて頂く事になりました。「弊社から直接購入する場合」をご覧下さい。

Q. インストールIDを記入するように書いてありますが、自分のIDを他人に教える
      つもりはありません。なぜ必要なのですか?
A. インストールIDとは、本ソフトを起動して得られるソフト固有の番号であり、
      個人情報ではありませんので、ご心配は無用です。
      また、ソフトを試用版から製品版に変更するには、このインストールID等を元に
      して弊社が作成するライセンスキーを、ご使用の本ソフトに設定する必要が
      あります。なお、インストールIDは、本ソフトを起動して頂き、メインメニューの
      「設定」->「ユーザ登録」を選択すると確認できます。

Q. 送付されたライセンスキーを1台のPCに設定しました。しかし私は複数のPCを
      使用しているので、他のPCにインストールしたソフトのライセンスキーも無料で
      送って欲しいのですが。
A. 使用許諾契約書(license.txt)に明記されてますが、ライセンスは、インストール
      単位の使用ライセンスであり、1台のパソコンにインストールして複数人で
      使用できますが、1ライセンスを複数台のパソコンに適用する事は出来ません。
      本ソフトをインストールする台数分のライセンスキーをご購入下さい。

Q. 振込手数料を差し引いて送金しても良いですか?
A. 大変恐縮ですが、振込/振替手数料は、ユーザ様のご負担でお願い致します。

Q. Vectorからライセンスを購入しましたが、領収書を発行してもらえますか?
A. Vectorから購入された場合は、弊社からユーザ様に領収書を発行することは
      出来ません。Vectorに領収書の発行を要求するか、弊社から直接購入し、
      領収書が必要な旨をご連絡下さい。

Q. ソフトのライセンス料を送金しましたが、使わないので返金して下さい。
A. 本ソフトの「使用許諾契約書」に記載してありますが、お支払い頂いた
      ライセンス料金の返金は致しません。本ソフトを事前にご試用頂き、機能や
      「使用許諾契約書」等にご納得頂いた上でご決済をお願いしていますので、
      ご了承下さい。
      但し、弊社が誤送金と認める場合については、返金させて頂きます。なお返金額
      は、ご入金額から、弊社の事務手数料(\840 税込)と銀行(JNB) の振込手数料を
      差し引いた額となります。また、銀行口座への返金に限定させて頂きます。



● 機能・性能・操作方法

1.全般

Q. 4つの機能を分離して、安価に提供してくれると嬉しいのですが。
A. 今のところ、4つの機能を分離する事は考えておりません。一般的には、完全
      削除機能のみ、または暗号機能のみのソフトが多いと思いますが、ヘルプの
      「はじめに」で述べているように、それぞれ単独のセキュリティー機能だけでは、
      データの漏洩や盗難を防止することは出来ないので、各機能を同時並行的に
      運用する必要があるというのが基本的な設計思想であり、本ソフトの存在理由
      だと考えています。

2.起動/終了方法

Q. 「SELF CHECK ERROR」のメッセージが出て正常に動作しません。
A. 何らかの処理エラーにより本ソフトのファイルが壊れている可能性があります。
     お手数ですが、次の手順を実行してみて下さい。
     @ OSの「コントロールパネル」の「アプリケーションの追加と削除」
       で本ソフトを削除。
     A インストールフォルダ(例:"C:\Program Files\4Way-Security-***")を
       エクスプローラでフォルダごと削除し、Ver.2.15以上の本ソフトを再インス
       トール。(※ この不具合は、Ver.2.15 で改善されました。)
     B 本ソフトを再起動。
     以上で、本ソフトのご利用ができるようになると思います。もし、
     この手順を実行しても、Bの時に同様のエラーが表示される場合は、
     申し訳ございませんが再度ご連絡を下さい。

3.空き領域のファイル痕跡の完全削除(空き削除)

Q. ファイルが復元される心配はないのでしょうか?
A. 空き削除では、空き領域内の全クラスタ(ディスク上のデータの最小記録単位)
      に、ダミーデータを満たした後、「ファイルの完全削除」と同様の処理を行います
      ので、空き領域内に存在していたファイルは復元されません。

Q. OSのあるCドライブに空き削除を実行しても問題ありませんか?また、実行中に
     他のソフトを動かしてはまずいですか?
A.
     ●Ver.2.10未満の場合:
     自動ウイルススキャンやタスクスケジューラなど、空き削除処理中に動作する
     可能性のあるソフトを全て無効、または終了して処理を開始して下さい。また、
     本処理中に、ディスクへの書き込みや削除などが発生しないようにして下さい。
     できれば、本処理中はPCには一切触らないようにするのが確実です。特に、
     OSのドライブが対象の場合には、空き削除が終了するまでは、一切PCに
     触らないようにして下さい。例えば、ソフトのウインドウの状態を変更するだけ
     で、ディスクに書き込みが発生する場合があります。
     ●Ver.2.10以降の場合:
     ディスクの残容量jをリアルタイムにチェックしながら書き込み量を調節するので、
     本処理中にOSや他のソフトから当該ディスクへの書き込みが発生しても、
     エラーになることは殆どありません。但し、ウイルススキャン等、ディスクアクセス
     が頻繁になる処理は控えて下さい。

Q. 空き削除の処理中に、ソフトが無応答のようになったため、
     PCを強制終了してしまいました。PCを再起動すると、処理したドライブの空き
     領域がゼロとなっており困っております。これは、ダミーファイル作成中にPCが
     フリーズし、「空き領域の完全削除」が途中で終わってしまったためでしょうか?
A. 空き領域が大きい処理では、処理時間が長いために、OSが本ソフト
     「4Way-Security」が動作中にもかかわらず無応答と見なす場合があります。
     強制終了させずにそのままもう少しお待ちになれば、正常に終了していた
     ものと思われます。ダミーファイルはドライブルート直下にダミーファイルが全て
     作成されます。これらのダミーファイルを削除するには、
     @エクスプローラで、これらを[Shift]+矢印キーで複数選択して[Shift]+[Delete]
     キーを押すか、
     Aコマンドプロンプトで、当該ドライブ名が"C"である場合は"C:"と入力して
     [Enter]、"CD \"と入力して[Enter]、"DEL/Q *-----DummyFile-----*"
     と入力して[Enter]を押します。

Q. 空き領域の削除処理の所要時間はどの位ですか?
A. 処理条件により違うので一概には言えませんが、参考までに、弊社のマシンでの
      実測値を次のとおり報告させて頂きます。
 
空き容量
上書き
回数
CPU(Hz)
MEM
OS
所要時間
0.1 GB 
Cel 466M 
128MB
98SE
23s
1.0 GB 
Cel 466M 
128MB
98SE
2m 30s
23.0 GB 
Cel 1.1G 
256MB
XP
53m  0s
23.0 GB 
Cel 1.1G 
256MB
XP
63m  0s

4.ファイルの完全削除

Q. 4way-securityで削除したファイルを復元される心配はないのでしょうか?
A. 本ソフトで完全削除したファイルを復元する事は不可能と考えられます。
      ファイルの完全削除では、次の2つの処理が行われてます。
      @ データ領域の書潰し:削除ファイルのデータ領域を、ダミーデータ(Hex:FF)で
      満たし、複数回上書きします(1回上書きした程度では、上書きする前の内容が
      残留磁気として残っているので、特殊な機械を使って解析すると、旧データが
      読まれてしまう可能性が有ります)。
      A ファイル情報の初期化:ファイル属性、ファイル容量及びファイルタイムを
      初期化あるいは、無意味なものに変更した上でファイルを削除します。
      @により、データ自体が物理的に消え、Aにより、元のファイルの情報も
      消えます。従って、ファイルの内容は記憶媒体から完全に消去されます。但し、
      ファイル名については、ファイルシステム(FAT,FAT32,NTFS)や残容量によって
      違いますが、復元ソフトを使うと復元される場合があります。

Q. なぜ複数回上書きをするのですか?
A.   ハードディスク、フロッピーディスクなどの磁気記録媒体は、上書きしても磁気が
      残るため、旧データは特殊な機械を使って解析すると読み出されてしまいます。
      復元ソフトへの対策としては1回の上書きで十分ですが、ハード的に解析される
      危険性を考慮するならば複数回の上書きが必要です。1回の上書きで残留磁気
      は元の約10分の1に減少すると言われていますが、記録装置や媒体によって
      違うため一概には言えません。また、機密保全上安全と言える上書き回数は、
      考慮する解析装置の精度や、ユーザ側の状況(データの機密度合い等)により
      違ってきます。
      例えば、国家機密レベルの機密データを管理するユーザの場合には、米国防総省
      のセキュリティ基準での上書き回数(7回)かそれ以上に設定する必要があるでしょう。
      個人レベルの秘密データでも、万が一の事を考えれば、2回以上の上書き回数を
      設定することを推奨します。
      なお、デフォルトは2回ですが、最大10回まで設定できます。

Q. 受信したメールを完全削除し、削除済みのメールも復元できないようにできますか?
A. 次の手順で可能です。
      @メーラ(NetscapeMessenger,OutlookExpress等)でメールメッセージを全て削除する。
      Aメーラで削除済みメールのメールフォルダを空にする。
      B本ソフトで「空き領域の完全削除」をする。

Q. 他の復元ソフトを使用するとファイルが復元できるようですが?(Ver.1.75)
A. Ver.1.80でこの不具合は修正されました。Ver.1.80以上にバージョンアップして
      ご使用下さい。

Q. 小さなファイルなのに、削除する時間が異常に長いのですが。(OS:Windown95)
A. OSがWindows95のPCにおいて、その不具合が発生する場合があります。
      Ver.1.82でこの不具合は修正されましたので、バージョンアップして下さい。

Q. 「ファイルの完全削除」処理の所要時間はどの位ですか?
A. 処理条件により違うので一概には言えませんが、参考までに、弊社のマシンでの
      実測値を次のとおり報告させて頂きます。※所要時間は個々のファイルのサイズ
      に大きく左右されます。
合計容量
各file容量
上書
回数
CPU(Hz)
MEM
OS
所要時間
700MB
10MB×70
7
Cel 1.1G
256MB
XP
2m  10s
700MB
320MB×2,32MB,20MB,8MB
Cel 1.1G
256MB
XP
6m  17s
700MB
320MB×2,32MB,20MB,8MB
Cel 1.1G
256MB
XP
11m  51s
700MB
320MB×2,32MB,20MB,8MB
7
Cel 1.1G
256MB
XP
42m  30s

5.暗号化・復号化

Q. 着脱可能な媒体(USBメモリー、USB-HD、CD-R、MO等)に暗合化したファイルを保存
      した場合、これを別のパソコンで「復元」出来ますか。また安全ですか?
A. 暗号レベルと暗号パスワードが一致していれば、ファイルの種類、ファイルの属性、
      マシンや媒体の違いには関係なく別のパソコンで復号することが可能です。
      従って、暗号化したファイルは、安全に(注1)ネット上に置いたり、メール添付で送信
      したり、USBディスクで持ち歩いたり、CD/DVD/MO等任意の媒体に暗号ファイルを
      コピーして配布するなどしてご利用頂けます。

      (注1)暗号レベルと暗号パスワード(暗号鍵、合言葉)は暗号ファイルの中に書き込
      まれません。従って、万一媒体を盗まれても暗号鍵が盗まれない限り第三者による
      解読は困難です。

Q. Windowsの起動パスワード、フォルダの共有パスワード及びユーザパスワードなど
      を設定すれば、データが盗まれる事は無いでしょう。なぜ暗号化するのですか?
A. フロッピーディスクからMS-DOSを使ってパソコンを起動したり、ハードディスクを
      マシンから取り出して別のマシンに接続すれば、ファイルは簡単に読み出されて
      しまいます。 しかし、ファイルが暗号化されていれば読まれる心配がありません。

Q. 元のファイルと、暗号化ファイルのサイズは同じですか?
A. ほとんどの場合、暗号化するとサイズは小さくなりますが、高度に圧縮されている
      ファイルや小さなファイルの場合は、情報がファイルに付加されるため、わずかに
      大きくなる場合があります。

Q. 多重暗号化(2重や3重に暗号化する)も可能なのでしょうか?
A. 可能です。一度暗号化したファイルを"A.dat.#En"とします。拡張子のチェック
      があるため、これをそのまま2重に暗号化することは出来ませんが、"A.dat.#En"
      を"A.dat.1En"などにリネイムして暗号化することにより、さらに暗号化することが
      可能です。同様にして、この暗号化ファイルを"A.dat.2En"などにリネイムして
      暗号化すると3重の暗号化ができます。

Q. 暗号化できないファイルと言うのはあるのでしょうか?(音声ファイル、画像ファイル、
      動画、圧縮ファイル、ソフトなどのプログラムや実行ファイルなど)
A. ファイルの種類や属性での制約はありません。

Q. 可変長の32bit-448bitは、暗号強度的に見た場合、固定長の鍵をもつ対称
      アルゴリズムの何ビットの鍵長に当りますか?
A. 可変長の32bit-448bitは、総当たり攻撃を想定した場合、取りうる鍵のパターン
      は、(2^32+2^33+・・・+2^448)とおりですから、固定長の449bitとほぼ同等です。
         また、根拠は不明ですが、可変長の32bit-448bitは、2048bit の固定長鍵暗号
      方式に匹敵するかそれ以上の堅牢さがあるとの説もあります。

Q. PGPでデータの暗号化に使う IDEA(128bit)やTripleDES( ? bit)等よりも、
      4Way-Securityの暗号アルゴリズムのほうが強いのですか? 具体的な数字
      で教えて下さい。
A. 一般に鍵は長いほど解読されにくくなります。TripleDESは、56bitの鍵で3重
      に暗号化することにより暗号強度を増すもので、最大(3つとも共通鍵が違う
      場合)で、112bit相当になります。
         これに対して、4Way-Securityの暗号アルゴリズムであるstarfish、angelfish
      およびjellyfishの鍵長は 448bit まで設定できますから、IDEAやTripleDESより
      明らかに強い(安全)といえます。強度的には、 IDEA(128bit)の 2の321乗倍、
      TripleDESの 2の337乗倍の堅牢さがあると言えます。これは、暗号鍵を1ビット
      長くすると強度(安全性)が2倍になるためです。

Q. 4Way-Securityで暗号化したものが解読される心配はありませんか?企業や
      国家レベルでも解読できませんか? 鍵の長さは448bitで大丈夫ですか?
A. 暗号というものは絶対に安全ということはありえません(※)。強い暗号であっても
      莫大な費用と気の遠くなる時間を確保できれば理論的には解読できます。本ソフト
      で暗号化されたファイルも、考えられる暗号キーを機械的に片っ端から設定し、
      復号を試行するといつかは解読できるはずです。しかし、次に述べるように、公式
      資料や、解読に至るまでの計算量を考慮すると、本ソフトの暗号アルゴリズムは
      現実的には解読が不可能であることがわかります。
         「暗号利用技術ハンドブック 第2版」(平成12年3月 電子商取引実証推進協議会
      セキュリティWG)によると、「今後の20年間を考えた場合、各種の物理的な限界
      から考える限り、対称アルゴリズム(共通鍵方式)における鍵長は 百数十bit 程度
      あれば十分であり、256bitは明らかに過剰仕様である」との旨記載されています。
          また、同資料によると、対称アルゴリズムの鍵長90bitの場合の解読時間は、
      国家が1兆円の費用を投じて専用LSIのASICを使った場合は、2004年では3年、
      2022年では6.5時間と予測しています。この数字と、暗号鍵を1ビット長くすると
      強度(安全性)が2倍になる事を前提として、可変鍵長448bitを評価してみると、
      2004年では 2.2×10の95乗 兆年、2022年では 5.4×10の91乗 兆年という途方
      も無い時間になります。つまり、現実的には解読は不可能ということになります。

      ※ 例外として、バーナム暗号という理論的に解読不可能なアルゴリズムもあり
          ます。これは平文と同一長の鍵長を持つ乱数鍵を使用し、2度と同じ鍵を
          使用しないというもので、極めて非効率で非実用的なものです。

Q. RSA暗号では、1,024ビットや2,048ビットなどの長い鍵が使われているようですが、
      4Way-Securityは、448bit ですね。暗号がその分弱いということはないですか?
A. そもそも機能・用途が違うので、強度を比較しても意味がないかもしれませんが、
      RSA暗号などの公開鍵方式は、共通鍵方式に比べ長い鍵サイズを必要とし、
      例えば 64 bit共通鍵の強度は 512 bitの公開鍵、128 bit共通鍵は1024 bit の
      公開鍵の強度に相当すると言われています。これから単純に外挿すると、
      共通鍵 448bit は、公開鍵の約3600bit相当であると言えます。
         なお、公開鍵は共通鍵方式に比べて1000倍以上も処理コストがかかるため、
      長文や大きなファイルの暗号化には使用されず、共通鍵の配布や電子署名など
      の短い文の暗号に利用されています。

Q. 暗号の不正解読を防ぐ工夫はされていますか?
A.    本ソフトは、堅牢性と高速性で(海外では)有名なBlowfish(32bit〜448bit)を
      基本にしておりますが、Blowfishはアルゴリズムは公開されているため、解読の
      耐攻撃性が検証されているわけで、それだけでも十分に安心ですが、
      さらに不正解読を防ぐために弊社独自に開発した非公開の暗号方式をプラス
      しています。非公開なので本ソフトの暗号解読技術の向上を防ぐ事ができます。
      つまり、公開と非公開の両方のメリットを享受できます。
         弊社独自の暗号方式では、差分解読や線形解読等を妨害するために、
      平文の冗長性を消す処理や非再現性の処理(同一の暗号キーでも暗号結果
      が毎回変わる)がなされています。

Q. (1)画像ファイルが70MB程ありますが、暗号処理にどの位時間が掛かりますか?
          他の暗号ソフトで暗号化すると、20分かかりましたが、同程度ですか?
      (2)AccessのMDBファイルが1GB程ありますが、暗号処理にどの位時間が
          掛かりますか?
A. 処理条件により違うので一概には言えませんが、弊社のPCでの実測値は、
     次のとおりでした。なお、 仕様上、単一ファイルのファイル容量が1GB以上の
     ファイルは暗号化できません。また、1GB以下であってもメモリ状況により、
     暗号化に失敗する場合があるので、巨大ファイルを暗号化する場合には、
     HD容量(仮想メモリを増やすため)と、搭載メモリ容量(ディスクスワップを
     減らすため)を十分に確保してください。
 
処理対象ファイル
マシン
処理結果
合計容量
各file容量
個数
種類
CPU(Hz)
MEM
OS
暗号化
復号化
70MB
10〜692KB
377
JPEG
Cel 466M 128MB
98SE
1m 47s
  55s
1024MB
60〜80MB
15
MDB
Cel 1.1G 256MB
XP
8m 10s
6m 44s
※ 同時起動ソフト:メーラー,ブラウザ,エディター,ウイルスチェッカ等

Q. ファイルサイズが大きい(数百MB)ものを 暗号化しようとすると、プログラムが
      終了してしまいます。
. ファイルサイズが284MB以下のファイルで失敗しているのでしたら、コンパネの
      [システム]で仮想メモリを拡大してみて下さい。また、実メモリとHDの容量を
      大きくすることも仮想メモリの拡大に有効です。
      なお、サイズが284MBを超えるファイルは暗号化に失敗する場合があるため、
      Ver.1.85以降、これを超えるファイルの暗号化と保全化リストへの登録を
      制限するようにしました。

Q. 暗号化で、「元のファイルを残さない」にすると暗号化時にハングアップしたように
      なるのですが。(OS:Windown95)
A. OSがWindows95のPCにおいて、その不具合が発生する場合があります。
      Ver.1.82でこの不具合は修正されましたので、バージョンアップして下さい。

Q. 暗号フォルダ/ファイルを、間違って暗号化に指定したり、復号済みの
      ファイルを復号に指定した場合、どのような処理がされますか?
A. 何も処理されません。つまり、本ソフトの暗号ファイル(拡張子:".#En",
      ".#Ea",".#Sf")は暗号処理対象外であり、2重に暗号化される事は有りま
      せん。また、復号済みのファイル(平文)は、復号処理対象外です。


6.保全ファイル化

Q. "Securefile"を、エクスプローラで誤って削除してしまい、保全ファイルリストに
     登録したファイルが全て復号できなくなりました。また、デフォルトパスワードや
     合言葉リストも利用できなくなりました。
A.前者について:保全リストに再登録して本ソフトを再起動すると復号します。
     後者について:DefaultPassword(デフォルトパスワード暗号化ファイル)と、
     PassList(合言葉リスト暗号化ファイル)が、*保全ファイルのパスワード*で多重
     に暗号化されているため、もとの暗号ファイルに戻す必要があります。まず、
     エクスプローラにて両ファイルの拡張子 ".#Sf"を、".#En"に変更した上で、
     本ソフトの「ファイルの暗/復号」で、パスワードに*保全ファイルのパスワード*
     を設定して復号して下さい。

Q.@ 保全ファイルを試用版で利用していましたが、今回ライセンスキーをユーザ
        登録画面で設定したところ、保全ファイルのパスワードを正式に登録する画面
        が出て、画面の指示に従って保全パスワードを試用版固定の"1234"から変更
        しました。ところが、ソフトを終了して起動し直したところ、突然保全ファイルの
        復号化ができなくなりました。復号する方法を教えて下さい。
     A 保全ファイルのパスワードを変更したところ、ソフト終了時の暗号化は正常に
        終了したようですが、次回起動時の認証(これはOK)後の、保全ファイルの復号
        化ができなくなりました。保全ファイルのリストを見ると、フォルダ名の後半が切れ
        ているので、リストを削除して再登録してからソフトを終了し再度起動してみた
        ところ今度は復号化できました。
A.この不具合は、Ver.1.75 ( 2003/1/9 ) で修正されました。Ver.1.75以上にバージョン
     アップして下さい。不具合内容と回避方法及び復号方法は次の通りです。
  ◆不具合内容:  保全ファイルのパスワードを変更した場合に、「保全ファイルに登録」
     ボタンを押さないで本ソフトを終了すると、新しいパスワードで暗号化されるものの、
     リスト情報(フォルダ名など)が壊れた状態でSecureFileに保存される。このため、
     次回起動する時に復号化されない。
     ※ 保全ファイルのパスワードを変更すると、「保全化対象のリストが更新されました」
         と表示されるため、ユーザに「保全ファイルに登録」ボタンを押さなくても良いと思
         わせてしまう。
  ◆不具合回避方法:  保全ファイルのパスワードを変更した場合には、「保全ファイル
      に登録」ボタンを押す。
  ◆保全ファイルの復号に失敗した場合に復号する方法:  本ソフトを起動し、「保全
      ファイル」タブの対象リストにあるリストを全て削除したうえで、保全ファイルに登録
      し直してソフトを一旦終了し、本ソフトを再起動する。

Q. 保全化のリストに登録した後、ソフトを終了しようとするとハングアップしたように
      なるのですが。(OS:Windown95)
A. OSがWindows95のPCにおいて、その不具合が発生する場合があります。
      Ver.1.82でこの不具合は修正されましたので、バージョンアップして下さい。

Q. ファイルサイズが大きい(数百MB)ものを 保全化リストに登録したところ、
      PC終了時の暗号化処理で、終了音(ド,ソ,ミ,ド)もなく画面が消えてしまいます。
      また、暗号化されないファイルがあります。
. ファイルサイズが284MB以下のファイルで失敗しているのでしたら、コンパネの
      [システム]で仮想メモリを拡大してみて下さい。また、実メモリとHDの容量を
      大きくすることも仮想メモリの拡大に有効です。
      なお、サイズが284MBを超えるファイルは暗号化に失敗する場合があるため、
      Ver.1.85以降、これを超えるファイルの暗号化と保全化リストへの登録を
      制限するようにしました。

Q. 着脱可能な媒体(USBメモリー、USB-HD、MO等)上に保全ファイルを設定した場合、
      暗号化されたファイルを別のパソコンで「復元」出来ますか。また安全ですか?
A. 暗号レベルと暗号パスワードが一致していれば、ファイルの種類、ファイルの属性、
      マシンや媒体の違いには関係なく別のパソコンで復号することが可能です。
      従って、暗号化したファイルは、安全に(注1)ネット上に置いたり、メール添付で送信
      したり、USBディスクで持ち歩いたり、CD/DVD/MO等任意の媒体に暗号ファイルを
      コピーして配布するなどしてご利用頂けます。

      (注1)暗号レベルと暗号パスワード(暗号鍵、合言葉)は暗号ファイルの中に書き込
      まれません。従って、万一媒体を盗まれても暗号鍵が盗まれない限り第三者による
      解読は困難です。

7.オプション画面

8.パスワード入力画面

9.合言葉リスト画面

10.その他

● ソフトの使用許諾

● 転載配布

Q. 御社のホームページの "_4Way-Security.htm"の画面イメージ(jpeg)
      にリンクしている各画像を、ネット及び雑誌等へ転載したいのですが、
      許可を頂けますか?
A. どうぞご利用下さい。但し、転載前にメールでご連絡を下さい。
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